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読むとクスッと笑える美容師出口寛之のブログ

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掌編小説10th[ルーティーン]

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僕には、必ず朝やることがある。
 

 

それも順番がある。

そう、ちまたで人気になってきた言葉、ルーティーンだ。
 

 

僕は朝起きるときから始まる。
 

まずはアラームが鳴る。

僕は立ってから止める。

そしてキッチンへ。

コップに入れた水を一杯飲みほし、テレビをつける。

フライパンに火をつけ、その間に納豆を食べる。

からしは添えてね。
 

そして口を洗ってべとべとをなくしてから、具材を入れて放置。

その間に水を飲んでお吸い物の準備。
 

炒め終わったらお皿に移す。

ご飯とお吸い物を装いいただきます。
 

ゆっくり食べてからご馳走様。
 

皿を洗って着替える。

そしてテレビの前に座って30分見た後、必要なものをもって行ってきます。
 

これが朝のルーティーンだ。

 

 

僕はこれをするようになってから、驚くほど調子がいい。

 

仕事も順調、恋愛も順調。

生活も順調。最高だよ。
 

 

でもね。

これが出来なかったとき、すごく調子が悪いんだ。

信じられないほどにね。

 

この間人を泊めたときに、お酒を飲みすぎて朝ぎりぎりになっちゃったんだ。
 

それで朝ご飯を食べることも水を飲むこともできずに行ったら、その日はひどいありさまだった。やはり生活はきちんとしないとね。
 

ただ、これをしたことによってデメリットも存在するよね。
 

 

というのも、これ以外のことが出来なくなっちゃうんだ。

これ以外のことを加えてしまうと、気持ち悪くなってしまう。

完全にパターンにはまってしまうんだ。
 

 

居心地のいいものではあるけど、変化のない日常ってどうなんだろうね。
 

 

まあ、朝だけだからいっか。

 

仕事の内容は基本的には同じだけど、それぞれによって変わるからね。
 

 

君も、ルーティーンを決めてやってみな。

 

上手くいくようになるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「僕のルーティーンは起きて寝て起きてアニメ見て寝ることかな」
 

テレビの前にだらしなく寝転がっているのはニート高橋。

 

「あんた、早く仕事見つけなさいよ!」

 

「うるせえ。お菓子買ってきやがれ」
 

 

ルーティーンのことを話しているイケメンが出ているこの番組は、最近人気の俳優が自分の生活を暴露するみたいな感じの内容だ。

正直どうでもいい。

でも暇だからなんとなく見てしまう。

 

 

「ゲームするか」
 

 

ニート高橋は、その言葉をリビングに残して自分の部屋へと戻った。